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2014年12月15日
ずぼんが光る
気持ちに余裕が出てきました。
でも、仕事がはかどっているわけではなく、溜まるばかりです。
どうしたことやら。
どうも僕です。
ある先輩から、いきなり「ルミノール買う?」となんちゃら詐欺ばりの電話がきたので
「買う」と即答し、ルミノールをゲットしました。
ルミノールというと、名探偵コ○ンや刑事ドラマでよく出てくる殺人現場の血痕を見付けるためのアレです。血液に含まれているヘム鉄あたりが、ルミノール溶液と反応して、ルミノールが発光することで細かい血痕や拭き取られて肉眼では見れない血痕も発見することができます。
肉を切ったあとの包丁とかでも反応するのですが、
どうせなら、本当の血痕があったらイイなぁ。。。って思い、ずっと使うのを渋っていました。
だって、1g2000円ぐらいするんだもの。
月日が流れ。
先輩が、調査中大けがをしました。(ホントは縫うケガだったと思うけど、強制的に修復させたみたい)
ケガの際に、ズボンが血まみれになったそうです。
・・・何?
すぐさま、ルミノールしましょう!ということを持ちかけ、血まみれになった(洗ってキレイになっている)ズボンにルミノールを吹きかけることに。
ちなみに、ルミノール溶液にはルミノール1g、10%過酸化水素水100ml、10%NaOH100mlが入っております。
原理的には、ズボンにくっついたヘム鉄(酸化してヘミンになってる?)なんかが、過酸化水素水の分解を促進して、分解によって出た酸素原子がルミノールに結合することで、発光するようです。水酸化ナトリウムはアルカリ環境にするために入れとります。
んで、ドキドキワクワク。ズボンにルミノールをぶっかけます。
ピントが合わなかったチクショウ!
でも、光っているのは分かると思います。
ギンギンに光りました。こりゃ大けがだったようです。
ケガして血が出たら、痛いしムカつくし、チクショウ!って思うけれど、これだけキレイな反応が見れたら「ケガした価値あったやんけー」って思えちゃいますね。
先輩のケガはきっとこのルミノール反応を見るためのケガだったんです。
そして、先輩からまさかのクリスマスプレゼント!
匠印の枝打ち鉈!かっくいー!これを進呈されることにより、私があの島をやることは確定したことになります。・・・頑張ろう。先輩!鉈と大けがありがとうございました!!
家に帰って生ゴミにもぶっかけてみました。
おぉー。排水口が綺麗なのです。綺麗であればあるほど、汚れているということなのです。
よし、掃除しよう。
すげぇなぁ。とか思いながら家の中を歩いていると
ゴンッ
膝を本棚に強打。いってぇ。超いてぇ。ムカつく、チクショウ!
・・・もしや、血出てる?(^O^)
長ズボンをめくってみると、血がにじんでるじゃありませんか!
すぐさまティッシュで拭きとり、そのティッシュを大事に袋に入れてカバンへ。
次の日の朝のホームルームで僕の血痕のルミノール反応を披露。
おぉー。という歓声と興味が湧いて色んな話をしてくる生徒。
ぬふふ。理科教師としての株がちょっとぐらい上がったのではないかと思うと
私の膝の傷も報われたというものです。
Posted by Cinnamomum_mk at 18:00│Comments(0)