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2012年09月27日

残る森に萌える僕

こんばんは。


最近、すぐに電池が切れます。四時を過ぎたあたりから
確実に動きが落ちております。

どうも僕です。


先日、某大学内の植生調査をしてきましたよ。
大学として土地を利用される前と、今の植生はだいぶ変わっているようで
現在の植生がどうなってるのかを明らかにしようと
調査団を組んで去年あたりから調査を始めております。
そんな調査の記録をペタペタはってきます。

足を踏み入れると、そこは大学であることを忘れてしまうほどの森。
残る森に萌える僕
しかも、定期的に地すべりや何やらでギャップで起こってるのか
森がところどころ若い。若い森は蔓とか草本が凄く多いんですよ。
なので、超歩きづらい。これは調査団組んでみんなでやらなきゃ心折れる調査です。


ハマウツボ科 ナンバンギセル
残る森に萌える僕
ヤンバルの林道の法面沿いとかで結構見られる植物ですが、
普段見ないような場所で見るとちょっと嬉しいものです。
ススキとかイネ科の根から栄養を吸い取って生きてる、寄生植物です。


クスノキ科 オキナワヤマコウバシ
残る森に萌える僕
絶滅危惧種の彼も少しだけど残っています。
何で数が減ってしまったのでしょうか。自然度がある程度高くないと生活できないのかな。


僕の天敵、ミカン科 サルカケミカン
残る森に萌える僕

残る森に萌える僕
こいつ、若枝にトゲもってるんですよ。しかもイイ感じでトゲがカーブしてるから
棘が刺さる→少しでも動く→切れる
ってな感じになるわけです。いつもボクの行く手を阻む。


マメ科 イルカンダ
残る森に萌える僕
今年は台風かなり来たし、ダメかなぁと思っていたけど、生き残ってる株もありました。


スズミグモだと思う。
残る森に萌える僕
円錐状の丈夫な巣をつくっていました。ちょっと大きめの枯枝とかを
投げ入れても全然巣が壊れないくらい丈夫。さすがや。


クワ科 ホソバムクイヌビワ
残る森に萌える僕
見事な板根。こういうやつが土砂流出を抑えてくれるから、森もイイ感じに発達していくんだろうなぁ。


キョウチクトウ科 リュウキュウテイカカズラ
残る森に萌える僕
もう花終わったかなと思ってたけど、まだ咲いてました。
こいつの種も空飛ぶんですよ。ちょうど採取するにはイイ時期♪


いつも見ない角度から見る橋はいいものです。
残る森に萌える僕


景色も綺麗。ほんと大学だと思えませんよ。
残る森に萌える僕


この森は残したというよりは、地形的に利用しづらかったから残った
という感じですね。森を歩けば分かる。笑
でも、残ったからといって昔と同じ姿というわけじゃあない。
やっぱり、開発などの人間活動の影響を受けてか、
林縁部は外来種が入って来てるし、もともとあったとされる樹種がいくつもない。
中南部は都市にとって緑地が分断されているため、
一度その場所からある種がいなくなると中々供給されないまま森がつくられていくんでしょうね。
中南部の森とひとくくりにしていますけど、結構行く場所によって少しずつ森の雰囲気も変わってきます。面白いものです。




うー。なんか書きたいことあったけど、電池切れ過ぎて諦めました。
ダメだ寝ます。
こんな感じで楽しみながら調査できました。早く報告書書かなきゃな。泣
それでは。また。


おまけ↓

バナナの花、咲いてました。
残る森に萌える僕

アセロラの花、咲いてました。
残る森に萌える僕

僕の腕、かぶれました。
残る森に萌える僕



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Posted by Cinnamomum_mk at 23:20│Comments(0)植物
 
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沖縄の自然(特に植物)が好きで、時間があれば色んなところをウロウロ。子どもたちがよりよく育っていけるよう、今自分が何をしていくべきなのか考えながら、日々を過ごしています。