2011年10月05日
興味深々
こんにちは。
なんだかブログの更新が1週間単位になってきました。
ここ最近の記事が散歩とか、ふらついているような記事ばかりですが一応活動していますということを示すためにも
今日の記事はフラフラ紀行ではありません!笑
この間、私の研究室に高校のインターンシップの一環として
高校生がやってきました。
もちろん私が世話人です。
むぅ、相手が女の子ということもありどーしたらイイかなぁと悩んでいたんですけど、そんな悩みは彼女に会って吹っ飛びました。
その子は生きもの大好き、
というか興味の範囲がとても広い!
研究室の標本をジロジロ眺めて質問攻撃してくる高校生は彼女ぐらいだろうと思います。
ことあるごとに標本をケータイで写メ。
インターン終わったらきっと彼女のデータフォルダはスゴイものになっているということが
初日にして安易に予想できました。笑
そんな彼女にはインターンでハリネズミの骨格標本をつくってもらうことにしました。
ブログで解剖の写真載せてもなんで、解剖シーンは少し割愛します。
簡単に言えば、腹部から顎まで肋骨に注意しながら一気に切開して
足や目、口、耳まわりなどの皮とよくくっついているところを切って
ぺろーんってめくれば大体終了です。
もう少し細かい解剖のやり方は
前に書いた記事「骨に思いをはせて」
http://motokinakamura.ti-da.net/e3568583.html
に書いていますので、そちらをご参照ください。
皮を剥いだら、余分な肉を削いでいきます。
削ぎきれなくなったときは、ポリデントさんの出番です!
なんと、このポリデントさんのスゴイところは
骨格標本をつくる際に役に立つだけでなく、入れ歯洗浄剤として活用できるという優れもの!
本来の使い道以外にも、十分機能を活用できるなんてステキ!
ハリネズミぐらいの大きさだと3~4錠ぐらい入れて、常温で放置です。
細かいタンパク質を酵素が分解してくれます。
ホネはこれで良し。
皮は綺麗にとれたので、絨毯のような牛とか豹のケモノ皮的なものをつくることにしました。
・ミョウバン:適量(まあまあ)
・食塩:適量(多め)
・ホウ砂:適量(少なめ)
研究者の端くれとしてあってはならないほどの量のアバウトさはご勘弁を。
まぁ、それぐらいしっかり測らなくても大丈夫ってことです。笑
これを皮にもみこみます。
唐っ揚げ~おいしっく作っるなら、モミモミ~♪
って感じで。
ある程度もみこんだら皮とさっきつくった混合粉をユニパックにぶち込みます。
さらに、それを冷蔵庫にぶち込んで処理終了。
あとはミョウバンが皮の表面についているタンパク質をイイ感じに柔らかく変性させるのを待ちます。
骨と皮の処理が終わったら、空いた時間に構内散策しました。
植物おもろいやろー沖縄の自然おもろいやろー
ってことを私なりに伝えて(つもり)色んなものを紹介しました。
散策中こんなのもいました。オキナワキノボリトカゲ。
それから理学の研究室にもお邪魔して…
Eさん研究室案内ありがとう!
おかげでインターンシップっぽくなりました!笑
そんなこんなで2日後…
ポリデントさんが頑張ってくれたので、余分なお肉はボロボロ♪
あとは頑張って形をつくっていきます。
目標とする形はコレ!
手に置いてコロンと丸まった感じ。
これを目指す!
竹串を使って形を整えてきます。
ガシガシ。
時間がないので形を整えたらドライヤーさんで急速乾燥!
なんと、ドライヤーさんは骨を急速乾燥できるだけでなく髪をかわk…
骨格標本できあがり!
皮も細かい肉を取ってできあがり
並べるとこんな感じです。
リアルに上出来なのでビックリです。
インターンの高校生もすごい集中力で細かい作業をしていくので、思っていた以上にいいものができちゃいました。
博物館に飾っても恥ずかしくないんじゃないでしょうか。しかも姿勢がキュートだし(^O^)
それに加えて皮もイイ出来!
…ちょっとあげたくなくなってきました。
でも、さすがに目の前にすんごい目をキラキラさせて標本を見つめる将来有望な子を目にしては
「今回は標本をつくるまでを体験するだけなので、標本は大学に置いていこうね」
なんて横暴なことは言えませんでした。笑
くそー!ちょっと惜しかった(・へ;)
でも、これを機にインターンの子がもっと色んなことに興味をもってくれたら嬉しいなぁ(●^o^●)
今回のインターンを終えて思ったのは
彼女の色んなものにキラキラした目で飛びついてくるのを見て、学びの原点を感じたような気がしました。
うむむ。私も負けてはいられません!
精進いたします。
なんだかブログの更新が1週間単位になってきました。
ここ最近の記事が散歩とか、ふらついているような記事ばかりですが一応活動していますということを示すためにも
今日の記事はフラフラ紀行ではありません!笑
この間、私の研究室に高校のインターンシップの一環として
高校生がやってきました。
もちろん私が世話人です。
むぅ、相手が女の子ということもありどーしたらイイかなぁと悩んでいたんですけど、そんな悩みは彼女に会って吹っ飛びました。
その子は生きもの大好き、
というか興味の範囲がとても広い!
研究室の標本をジロジロ眺めて質問攻撃してくる高校生は彼女ぐらいだろうと思います。
ことあるごとに標本をケータイで写メ。
インターン終わったらきっと彼女のデータフォルダはスゴイものになっているということが
初日にして安易に予想できました。笑
そんな彼女にはインターンでハリネズミの骨格標本をつくってもらうことにしました。
ブログで解剖の写真載せてもなんで、解剖シーンは少し割愛します。
簡単に言えば、腹部から顎まで肋骨に注意しながら一気に切開して
足や目、口、耳まわりなどの皮とよくくっついているところを切って
ぺろーんってめくれば大体終了です。
もう少し細かい解剖のやり方は
前に書いた記事「骨に思いをはせて」
http://motokinakamura.ti-da.net/e3568583.html
に書いていますので、そちらをご参照ください。
皮を剥いだら、余分な肉を削いでいきます。
削ぎきれなくなったときは、ポリデントさんの出番です!
なんと、このポリデントさんのスゴイところは
骨格標本をつくる際に役に立つだけでなく、入れ歯洗浄剤として活用できるという優れもの!
本来の使い道以外にも、十分機能を活用できるなんてステキ!
ハリネズミぐらいの大きさだと3~4錠ぐらい入れて、常温で放置です。
細かいタンパク質を酵素が分解してくれます。
ホネはこれで良し。
皮は綺麗にとれたので、絨毯のような牛とか豹のケモノ皮的なものをつくることにしました。
・ミョウバン:適量(まあまあ)
・食塩:適量(多め)
・ホウ砂:適量(少なめ)
研究者の端くれとしてあってはならないほどの量のアバウトさはご勘弁を。
まぁ、それぐらいしっかり測らなくても大丈夫ってことです。笑
これを皮にもみこみます。
唐っ揚げ~おいしっく作っるなら、モミモミ~♪
って感じで。
ある程度もみこんだら皮とさっきつくった混合粉をユニパックにぶち込みます。
さらに、それを冷蔵庫にぶち込んで処理終了。
あとはミョウバンが皮の表面についているタンパク質をイイ感じに柔らかく変性させるのを待ちます。
骨と皮の処理が終わったら、空いた時間に構内散策しました。
植物おもろいやろー沖縄の自然おもろいやろー
ってことを私なりに伝えて(つもり)色んなものを紹介しました。
散策中こんなのもいました。オキナワキノボリトカゲ。
それから理学の研究室にもお邪魔して…
Eさん研究室案内ありがとう!
おかげでインターンシップっぽくなりました!笑
そんなこんなで2日後…
ポリデントさんが頑張ってくれたので、余分なお肉はボロボロ♪
あとは頑張って形をつくっていきます。
目標とする形はコレ!
手に置いてコロンと丸まった感じ。
これを目指す!
竹串を使って形を整えてきます。
ガシガシ。
時間がないので形を整えたらドライヤーさんで急速乾燥!
なんと、ドライヤーさんは骨を急速乾燥できるだけでなく髪をかわk…
骨格標本できあがり!
皮も細かい肉を取ってできあがり
並べるとこんな感じです。
リアルに上出来なのでビックリです。
インターンの高校生もすごい集中力で細かい作業をしていくので、思っていた以上にいいものができちゃいました。
博物館に飾っても恥ずかしくないんじゃないでしょうか。しかも姿勢がキュートだし(^O^)
それに加えて皮もイイ出来!
…ちょっとあげたくなくなってきました。
でも、さすがに目の前にすんごい目をキラキラさせて標本を見つめる将来有望な子を目にしては
「今回は標本をつくるまでを体験するだけなので、標本は大学に置いていこうね」
なんて横暴なことは言えませんでした。笑
くそー!ちょっと惜しかった(・へ;)
でも、これを機にインターンの子がもっと色んなことに興味をもってくれたら嬉しいなぁ(●^o^●)
今回のインターンを終えて思ったのは
彼女の色んなものにキラキラした目で飛びついてくるのを見て、学びの原点を感じたような気がしました。
うむむ。私も負けてはいられません!
精進いたします。
Posted by Cinnamomum_mk at 15:33│Comments(0)
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