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2012年07月27日

ゲコゲコ

こんにちは。


昨日、自転車のチェーンが外れて困っている
小学生を助けました。
「これをこうしてこうすると直るんだ」
とか偉そうに教えて、直しましたよ。


どうも、偽善者のボクです。笑


夜、オオヒキガエルの調査・駆除があるというので
参加してまいりました。
オオヒキガエルってのはこんなやつ。
ゲコゲコ
(写真引用元:
The 21st Century COE Program UNIVERSITY OF THE RYUKYUS
http://w3.u-ryukyu.ac.jp/coe/action/newsletter/05/newsl04.html」)

自分の写真撮ったつもりだったんですけど、どこいったか分からなくなっちゃった(+o+)


まぁ、それはいいとして
体長は10cm程度でほかのカエルよりとにかくデカイ。
目の後ろあたりにある膨らみ(耳腺)から、ブフォトキシンという毒がでます。
毒が体内に入ると、幻覚や吐き気、全身の軽い痺れがでるみたいです。
まぁ、触る程度じゃ体内に入らないので大丈夫。
触った手で口などを触ると危ないかもって感じです。

このオオヒキガエルはもちろん外来種。
繁殖力が旺盛で天敵となるものもいないので、
爆発的に増えて、生態系を崩す可能性が高い奴。
世界の侵略的外来種ワースト100にもランクインしております。


そんな厄介者が今、浦添市西洲周辺(キャンプキンザー裏)で生息しているという情報が
去年あたりから入っております。
環境省や琉大が中心となって調査・駆除作業を行っているのです。


ひたすら歩いて、成体・幼体・卵を探す。
一見地味で労力のかかることですが、こうやって地道な調査を続けることが
生態系を守る大事なことなのです。


その調査・駆除にくっついて行きますたよ。
これまで行われてきた駆除の効果もあってか、この日の収穫はゼロ。
ターゲットが採れないと何となくつまらなく感じてしまうところもありますけど、
むしろいないことが嬉しいことなのです。
あとは、「いない」というデータを何度も何度も積み重ねます。
そうやってやっと「根絶した」といえるのです。ほんと大変。


この日オオヒキは出なかったので、現場で見れた生き物をペタリしていきます。
ヌマガエル。こいつは在来。
ゲコゲコ
動きが早くて、捕まえるのが大変。


ムラサキオカヤドカリ。
ゲコゲコ
一応天然記念物。いっぱいいるけどね。笑

コマツヨイグサが咲いてました。
ゲコゲコ
たまに昼にも咲いてますけど、基本的に夜によく咲く植物。
でも、こいつ外来種。結構たくさん生えてました。
外来動物の駆除とかはよく行われるけど、こういう植物の駆除は全然行われてないんだよなぁ。
もう、在来じゃないかって思うぐらい放置プレイ。(・へ・)


なーんて思っている間に調査は終了。
皆さま、オオヒキガエルを見かけたら環境省那覇事務所か浦添市に
情報提供して下さい。よろしくお願いします。


それでは。



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Posted by Cinnamomum_mk at 12:12│Comments(0)動物
 
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沖縄の自然(特に植物)が好きで、時間があれば色んなところをウロウロ。子どもたちがよりよく育っていけるよう、今自分が何をしていくべきなのか考えながら、日々を過ごしています。