2012年07月28日
夏がく~る~
こんにちは。
昨日甥っ子が家に来ていて、私の母があやしていた時。
たったったったたたたたーたたーたらったたたた。
たったったったらたらったったーったーたらったったー。
た、た、アンパンマーンたーたらったったったった。
たったったったらたらったったーったーたらったったー。
アンパンマンの歌なのは分かったけど、
たー多すぎ。というかアンパンマン以外は、たー。
しかも、途中から父も参戦。両親でたーたーたー。
もう一生分「たー」って聞いた気がします。
どうも僕です。
先日、かっこいいものを採りに行こうと夜な夜な先輩が言うので
同行することに。
東海岸にある某漁港で集魚灯をたきます。
海が光って綺麗。この光に集まってくる生き物をゲットするのでございますの。
光りに集まってくる、つまり光走性ってやつですな。
プランクトンから小魚、色んなやつがやってきます。
イカとか。アオリイカのおこちゃま。
色素細胞が体中にあるので、色を黒くしたり、白くしたりしょっちゅう見た目が変わるのです。
こんなちっこくてもちゃんと墨は吐きます。ほらっ。
イカスミはどろっとしてるのが特徴的。
イカスミはタコスミと違って分身の術として使われるのです。
というのも、イカスミは粘性が高いため、水中に放出されると上の写真のように
塊になって水中を浮遊します。スミを出した瞬間はホントにイカっぽい楕円形をしてます。
また、うま味成分であるアミノ酸も豊富に含んでいるので
天敵はイカ本体と勘違いして、スミの方を襲っちゃうんですよ。
うま味成分が入ってるから、イカスミを食べると美味いわけです。
一方、タコスミの方は単純に煙幕として使用されます。
なので、タコスミはイカスミのようにドロッとしておらず、割とサラサラ。
水中で拡散するようにサラサラしてるんですねきっと。
うまみ成分であるアミノ酸も含有量もイカスミよりもかなり少ないため、
食べるとあんまり美味しくない。というわけです。
まぁ、サラサラのものを料理するのも大変そうですけどね。
そんな感じでイカと遊んでいたら、来ました来ました。
本日の本命。
ハブクラーゲン。じゃなかった。ハブクラゲ。
この時期に大量発生して、触手の中にある刺胞に毒をもっているので
夏の危険生物として有名ですね。
これをゲットするために今日は来たのです。
いつも、夏休み前になると「夏の危険生物~・・・」なんていって授業をしますが、
話を聞いているより、本物を見せてどんな大きさで、どんな形、どんな雰囲気なのかを
自分の目で見てもらいたいために、ゲットしにきたわけです。
この日は当たり日。
ウヨウヨやってきます。うー。こんな海に落ちたら最悪だろうな。
刺胞の発射の仕組みはこんな感じ。
「画像引用元:Geekなぺーじ(http://jigokuno.com/)」
Fig.1a:発射していない状態。
Fig.1b:剣状棘とよばれるトゲが肌に刺さる。
Fig.1c:剣状棘が開いて刺糸が体内へ入り込む
Fig.1d:刺糸から毒が注入される。
スゴイ仕組みですよね。
Fig.1b~1dが0.7ミリ秒で起こるんですよ。(ちなみに1ミリ秒は1秒の1000分の1)
はやさよー(@_@;)時速にすると約130km/hだとか。
そんなこと聞いたら余計に痛そう(+o+)
刺された時は、触らずに酢をかけて下さい。
無理に触手を剥そうとすると、余計に刺胞が発射されてしまいます。
酢をかけることで、発射を抑制することができます。
十分に酢をかけて機能と落としてから、触手を剥しましょう。
あとは、家で傷口を刺激しないように優しく洗いって、ステロイド系の軟膏を
塗ってというのを数日~数週間続けると傷口もだいぶよくなりますが、
気になる人は皮膚科へ行くことをオススメします。
夏の海は綺麗だし、なんだか遊びたくなっちゃうけど危険生物もいます。
危険生物の見た目と応急処置の知識はしっかり身に付けておきましょ。(^O^)
沖縄県警察のHPでは海の危険生物に関する情報が載っています。
こちらを参考にしてみるもの良いかもしれません。リンク貼っておくのでご覧くださいませ。
「沖縄県警察」
http://www.police.pref.okinawa.jp/anzennakurashi/suitai/danger/index.html
それでは。よい夏を。
昨日甥っ子が家に来ていて、私の母があやしていた時。
たったったったたたたたーたたーたらったたたた。
たったったったらたらったったーったーたらったったー。
た、た、アンパンマーンたーたらったったったった。
たったったったらたらったったーったーたらったったー。
アンパンマンの歌なのは分かったけど、
たー多すぎ。というかアンパンマン以外は、たー。
しかも、途中から父も参戦。両親でたーたーたー。
もう一生分「たー」って聞いた気がします。
どうも僕です。
先日、かっこいいものを採りに行こうと夜な夜な先輩が言うので
同行することに。
東海岸にある某漁港で集魚灯をたきます。
海が光って綺麗。この光に集まってくる生き物をゲットするのでございますの。
光りに集まってくる、つまり光走性ってやつですな。
プランクトンから小魚、色んなやつがやってきます。
イカとか。アオリイカのおこちゃま。
色素細胞が体中にあるので、色を黒くしたり、白くしたりしょっちゅう見た目が変わるのです。
こんなちっこくてもちゃんと墨は吐きます。ほらっ。
イカスミはどろっとしてるのが特徴的。
イカスミはタコスミと違って分身の術として使われるのです。
というのも、イカスミは粘性が高いため、水中に放出されると上の写真のように
塊になって水中を浮遊します。スミを出した瞬間はホントにイカっぽい楕円形をしてます。
また、うま味成分であるアミノ酸も豊富に含んでいるので
天敵はイカ本体と勘違いして、スミの方を襲っちゃうんですよ。
うま味成分が入ってるから、イカスミを食べると美味いわけです。
一方、タコスミの方は単純に煙幕として使用されます。
なので、タコスミはイカスミのようにドロッとしておらず、割とサラサラ。
水中で拡散するようにサラサラしてるんですねきっと。
うまみ成分であるアミノ酸も含有量もイカスミよりもかなり少ないため、
食べるとあんまり美味しくない。というわけです。
まぁ、サラサラのものを料理するのも大変そうですけどね。
そんな感じでイカと遊んでいたら、来ました来ました。
本日の本命。
ハブクラーゲン。じゃなかった。ハブクラゲ。
この時期に大量発生して、触手の中にある刺胞に毒をもっているので
夏の危険生物として有名ですね。
これをゲットするために今日は来たのです。
いつも、夏休み前になると「夏の危険生物~・・・」なんていって授業をしますが、
話を聞いているより、本物を見せてどんな大きさで、どんな形、どんな雰囲気なのかを
自分の目で見てもらいたいために、ゲットしにきたわけです。
この日は当たり日。
ウヨウヨやってきます。うー。こんな海に落ちたら最悪だろうな。
刺胞の発射の仕組みはこんな感じ。
「画像引用元:Geekなぺーじ(http://jigokuno.com/)」
Fig.1a:発射していない状態。
Fig.1b:剣状棘とよばれるトゲが肌に刺さる。
Fig.1c:剣状棘が開いて刺糸が体内へ入り込む
Fig.1d:刺糸から毒が注入される。
スゴイ仕組みですよね。
Fig.1b~1dが0.7ミリ秒で起こるんですよ。(ちなみに1ミリ秒は1秒の1000分の1)
はやさよー(@_@;)時速にすると約130km/hだとか。
そんなこと聞いたら余計に痛そう(+o+)
刺された時は、触らずに酢をかけて下さい。
無理に触手を剥そうとすると、余計に刺胞が発射されてしまいます。
酢をかけることで、発射を抑制することができます。
十分に酢をかけて機能と落としてから、触手を剥しましょう。
あとは、家で傷口を刺激しないように優しく洗いって、ステロイド系の軟膏を
塗ってというのを数日~数週間続けると傷口もだいぶよくなりますが、
気になる人は皮膚科へ行くことをオススメします。
夏の海は綺麗だし、なんだか遊びたくなっちゃうけど危険生物もいます。
危険生物の見た目と応急処置の知識はしっかり身に付けておきましょ。(^O^)
沖縄県警察のHPでは海の危険生物に関する情報が載っています。
こちらを参考にしてみるもの良いかもしれません。リンク貼っておくのでご覧くださいませ。
「沖縄県警察」
http://www.police.pref.okinawa.jp/anzennakurashi/suitai/danger/index.html
それでは。よい夏を。
Posted by Cinnamomum_mk at 12:00│Comments(0)
│動物